きのみきのまま

女子大生の読書備忘録

歴史・地理

『海の歴史』ジャック・アタリ

私は海が好きで、よく海をみるために旅行します。そんな海は、宗教、文化、技術、企業、国家、帝国の推移にきわめて重要な役割を果たし、水がなければ生命は存在しない、水は生命の乗り物だといえます。 海の歴史作者: ジャック・アタリ,林昌宏出版社/メーカ…

『〈運ぶヒト〉の人類学』川田順造

アフリカで生まれ、二足歩行を始めた人類は、空いた手で荷物を運び、世界にちらばっていった。この〈運ぶ〉という能力こそ、ヒトをヒトたらしめたのではないか?と人類学に新たな光を当てる冒険の書。 〈運ぶヒト〉の人類学 (岩波新書)作者: 川田順造出版社/…

『ミルクと日本人』武田尚子

対価を払って牛乳を入手するのは経済的領域であるが、牛乳が栄養価の高さから、対価の支払いが可能な層だけ牛乳を飲んでいればよかったわけではなかったらしい。牛乳を通して近現代社会を探索する一冊。 ミルクと日本人 - 近代社会の「元気の源」 (中公新書)…

『なぜ世界は存在しないのか』マルクス・ガブリエル

哲学は興味あるけど、難しそうで手が伸びません。そんな私が買ってみたのが本著なんですが、何ヶ月間も寝かせておりました。何か読みたいと思った時に本著と目があったので、この機会に読んでみました。 なぜ世界は存在しないのか (講談社選書メチエ)作者: …

『砂糖の歴史』アンドルー・F・スミス

甘いものは好きですか?私は大好きです。多くの人が口にするようになったのはこの数百年で、人類を魅了してきた砂糖の歴史について描かれた本を読んでみました。食べ物の歴史は興味深いものがあります。 砂糖の歴史 (「食」の図書館)作者: アンドルー・F・ス…